ドイツで休暇(Urlaub)という威力 

夏はバカンスシ-ズン。とりわけドイツ人のバカンスへの思いは半端ではない。
法律でも、週5日労働の人には年に最低でも20日間の休暇を取る権利が保証されている。
通常年間30-40日はあるようだ。
しかも、たいていの人がまとめて2-3週間休暇をとって当然の社会だ。
休暇を拒否する雇用者がいようものなら、たちまち裁判で100%負けるのが明らか。
また年次休暇を消化していない場合には、雇用者側から、年度末に強制的にとらされるほどだ。
有給休暇が無駄に消滅してしまうということは、まずありえない。
今やドイツ社会では、長期休暇をとることは、誰もが当然の権利として認識し、社会に浸透しているのだ。

私は、長年ドイツ在住とはいえ、いまだに日本の感覚が少し体にしみついているのか、時々ムッと感じることがあるのだが、それは、たとえば仕事関係で電話をした際に、担当者が休暇でいないということにたびたび出くわすときだ。
当然のように、「Aさんは休暇中ですので不在です。」と言い放つ。
また、相手が休暇からもどってきたばかりの人に当たってしまった場合など、「私は昨日まで休暇で、今日着たばかりなのでわかりません。」と、堂々と言い放たれる時だ。申し訳ない気持ちなど、さらさらないのだ。
日本人の私としては、仕事の件で休暇を理由になど絶対したくないという気持ちがどこかにあるのだが、ドイツ人の場合、それは誰もが納得する、正当な理由になるようだ。
一度、私が立場の時に、試しに「休暇だったので、はっきりわかりかねます」というようなことを言ってみたことがある。
すると、やはり相手は即納得。
この休暇(ウアラウプ)ということばは、ドイツでは絶大な威力を発揮するのだ。

さて、ドイツ西部の町、マインツではドイツ鉄道がうまく運行されていないと連日報道されている。
理由は、駅の信号機やポイント担当の職員17人のうち3人が休暇、5人が病欠のため、人員不足で列車の運行ができなくなっているということだ。
社長は休暇中の職員に職務に戻るよう要請したようだが、労組は当然憤慨。
結局戻ってこないようだ。しかし、誰もがこれには理解を示している様子。
本当は夏休み時期で、列車の利用客も多いはずだが、人々の反応はいたって冷静だ。日本だと、「人が足りないのに休んでる場合か!なんとかしろ!」といっただみ声がそこらじゅうで飛びそうなもの。休暇中の職員も業務命令で休暇から戻されるかもしれない。
ドイツの場合は、個人の休暇をとる権利が、公共交通機関が機能しない場合でも尊重されているのだ。
すごい威力だ。
まあ、そもそも人員削減の経営方針に問題があるので、そちらへ批判の矛先が向いているいるからなのだが。


私達もあさってから休暇にでかけます。
ネットにはいれれば、できるだけブログもアップしたいと思います。


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Kommentare:

三人の休暇が被ったうえに、五人も病気になるって…。ニュースになるって…。

最後の写真はバカンスのイメージ?水着を新調して?行き先はビーチかな?

けいくん、
ドイツ鉄道が一部麻痺していて、先進国とは思えない状況いなっているからニュ-スになるの。

写真は、先日参加したゴルフコンペの後の会食の時の画像。ウエルカムカクテルときゅうりのスープ。なんだかとても夏らしい画像になったので、アップしました。
水着は新着しなかったよ。Qちゃんも結局古いのがでてきたので。
行き先はクロアチア。スノ-ケルンしたり、ロ-マ遺跡などの観光も楽しみにしてます。また報告するね。

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