2017年自転車ロ-ドレ-ス ドイツ選手権でDeutscher Meisterに!
7月9日(日)
自転車ロ-ドレ-スドイツ選手権が今年もポ-ランドとの国境の町、ゲ-リッツで行われた。
ドイツ全国から元プロを含むおじさん達が集まり、Deutscher Meister(ドイツチャンピオン)のタイトルを目指してしのぎ合う大会だ。
今年50歳になったQちゃんは50歳台のカテゴリ-、シニア3部門に出場。
約90人がエントリーした。
起伏のあるコースを5周して85キロを走るレ-スだ。
レ-ス前、真剣な顔で話し合うチ-ムの仲間たち。
私はというと、Qちゃんの給水係。
3周目からは決められたゾ-ンで、チ-ムのユニフォ-ムを着ていれば水筒を渡して良いという規則だ。
給水ゾ-ンはスタ-ト・ゴ-ル地点から少し離れた小高い山の上にある。
そこに各チ-ムは陣取ってタイム情報を与えたり、給水したりする。
9時30分スタ-ト。
しばらくすると先導する車がみえてきた。
あれ?二人ほどすでに集団から逃げている。
なんと、Qちゃんと他のチ-ムのMだった。。こんなにはやくから逃げたら、体力消耗して追いつかれちゃうよ・・大丈夫か?
ちょっと懐疑的だった私。
2周目通過時の集団との差は50秒。
ムムッ。。。これ以上差が広がれば良いが。。
3周目通過時は、40秒に短縮。。
まずい。。やはり無謀だったのか。。
ちなみに、この時、私の役目だった給水が、うまくいってホッとした。
うまく渡せないと大変だからね。。
しかし4週目通過時には、集団との差が1分を大きく上回った。
チ-ム内が活気づいた。
もうこれで、安全圏だ!とメンバ-の一人に言われて、私はすでに目頭が熱くなっていた。
あと1週の勝負。
私は、ゴ-ル地点に向かって運を天に任すことにした。
ゴ-ルで待っている間、ドキドキそしてウルウルになってきて、自分でもびっくり。
そして、先頭の二人がやってきたようで、大きな歓声がした。
目に飛び込んだのは、なんとQちゃん!!キャ-!!とおもわず叫んでいた私。
まさか、優勝するとは。。。
私は感動のあまり、涙が止まらなかった。
健闘をたたえ合う二人。
しかし、二人とも強かった。1週目からしかも二人で逃げるなんて、普通は考えられない戦法だった。
途中でどちらかが断念したらもう一方も終わり。ほとんど自殺行為に近いものだったから。
でも、QちゃんはこのMがどんなに持久力がある選手か知っていたから一緒に逃げることを決断したとのこと。
そして、表彰式。
ドイツチャンピオンの証であるユニフォ-ムを渡され、その場ですぐに着たQちゃん。
1年間このユニフォ-ムを着てレ-スに参加できるのだ。
そして、恒例のドイツ国歌が流れました。
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国歌を聴くとますますジ-ンときた。
チ-ムの仲間も、集団が追いついてこれないよう、先頭に立って速度を落とすなど、まさしく理想的なチ-ムワ-クだった。
思えば2か月前にレ-スで転倒し、ふくらはぎを25針縫う大けがをしたQちゃん。
あの時は血の気が引いた。。
その後、1週間後からトレ-ニング開始。といっても、仕事の後、時間を見つけては、週に2回ほど集中的にトレ-ニングしていた。
まさに、この大会を目指していたので、感無量。
いや-びっくりした-。感動した-。
ついでにツ-ショットを。
数日後Qちゃんの自転車クラブからもお祝いのきれいな花束をいただいた。
2017年自転車ロ-ドレ-ス ドイツ選手権シニアIIIの部 ドイツチャンピオンに輝いたQちゃん。
おめでとう!
- [2017/07/14 17:45]
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