2016年 イ-スタ-の週末 

イ-スタ-の週末。
ドイツでは、キリスト受難の金曜日から、イ-スタ-の日曜日の翌日、月曜日まで、祝日です。
受難の日は、伝統的には魚を食します。
我が家も一日、Qちゃんと家でうだうだして、夜はサ-モンのムニエルを食べました。

翌日、土曜日。
Qちゃんは毎年恒例の、ザクセンリングというサーキット場で自転車レ-スに行って一日不在。
私は、これまた毎年恒例の、お隣さんのお家で朝食会に参加しました。
12人ほどが集まって、和やかで楽しい朝食会でした。

その後、その中の一人で、イラストレ-タ-で作家のThomas Müllerさんが参加した展覧会、Affenterzのオープニングのため、GrimmaのHöfgenへ車をとばしました。


ピアノの生演奏の響き和やかな雰囲気。

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申年にちなんで、猿をテーマにしたイラストの展覧会だ。

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ワインを一緒に飲む猿がかわいい。

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猿のイ-スタ-の卵も。

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そして、こちらが我らがト-マスの作品。



緻密な作業に脱帽。すごい才能だな。。。
楽しいイラストでとっても目の保養になりました。



そして、イ-スタ-の日曜日。
朝から良いお天気との予報だったので、Qちゃんと出かけることにしていました。
でも、この日から夏時間ということで、朝起きると一時間時間を早めるため、ちょっと出発が遅くなってしまいました。

向かったところは、お隣のザクセン・アンハルト州の、Goseck.
そこには、なんと紀元前4900年ごろの太陽観測所(Sonnnenobservatorium)の遺跡があるのです。
ゴセック・サ-クルとも呼ばれているみたいです。

パンフレットの写真です。

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もちろん、後に再建したものですが、中心分にはいっていけます。

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7000年前は、こんな感じだったそうです。

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ここで、人々は、太陽を観測して、夏至や冬至の日を知ったようです。
有名なイギリスのスト-ンヘッジは紀元前2000年から2500年の天文台遺跡ですから、それよりもさらに古い。
ただ、スト-ンヘッジは1000年以上利用されていたといわれているのに比べ、コザック・サ-クルは250年ほど使われたにすぎないそうです。
そういった情報は、近くにあるShloss Goseckにあるインフォメ-ションセンタ-での展示でいろいろ知ることができます。
しかし、こんな遺跡がライプチヒの近くにあったとは、知らなかった。。
とってもロマンを感じるなぁ。

インフォメ-ションセンタ-を後にして、散策をしようとしたところ、何かいるのを発見。

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ハリネズミ!

Qちゃんがひっくり返すと、まだ眠そうなハリネズミ君。


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冬眠から覚めたところなのでしょう。動きもまだノロい。


我が家のイ-スタ-の卵にも、ハリネズミの絵が描かれています。

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帰宅して、夕食は恒例のラムのロースト。

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いつものように、レ-マ-トプフで焼きましたが、今回は白ワインを入れるのを忘れちゃった。。。
ワインは、サルディニアの赤、ロッカ・ルビアをあけました。最初ちょっと硬かったけど、しばらく空気に触れていくうちに、開いてきたかんじ。。やはり美味しいワインだわ。



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今年のイ-スタ-も今日で終わり。
日差しも春らしく柔らかになってきました。
美しい季節がもうすぐ到来ですね!

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ライプチヒでのいろいろな音楽会 

3月はいろいろな催しが盛りだくさんでした。

まずは、3月13日(日)
東北の震災の被害にあった、福島県相馬市から、相馬子供オーケストラの皆さんが、ライプチヒのト-マス教会で演奏しました。
すでにベルリンではフィルハーモニ-や日独センタ-でも演奏会を開き、この日が最後の演奏会でした。




前日お誕生会をおそくまでやっていたので、午前中はゆっくりして、宿泊していた従妹のSちゃんと、母とともにトーマス教会へ。
G線上のアリア、ブランデンブルク協奏曲など、バッハの曲を数曲、バッハが眠る祭壇の前で演奏。

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ハ-ドスケジュ-ルだったようで、少し疲れた表情をした子供達もいましたが、がんばって演奏していました。
バッハが眠る前で演奏したことは、子供達の大きな思い出になるのではないでしょうか。
辛い過去を乗り越えて、音楽を通して生きる勇気をもってもらえたら、嬉しいですね。


そして、1週間後の、3月19日(土)
Qちゃんは自転車レ-スで不在だったので、一人チョンガ-生活でした。
ドイツではこの時期、バッハの受難曲がそこらじゅうで演奏されます。
この日は、ニコライ教会で、ヨハネ受難曲が演奏されました。

ニコライ教会もトーマス教会同様、バッハが活躍した教会で、とりわけこのヨハネ受難曲は、ニコライ教会での礼拝で演奏されたのが初演なのです。

ヨハネ受難曲は、これまで2回、合唱団で歌ったことがあり、とても感慨深い曲です。
自分で歌ったことがあると、ちょっとシビア-に聞いてしましますが、今回の演奏会、いろいろびっくりするような部分もありました。
一番びっくりしたのが、途中オ-ケストラがダカ-ポを忘れかけて、次の曲のチェンバロが飛び出したこと。
そして、一度は、全く音を外して前奏にはいったことでした。う-ん、プロのオケとしては、前代未聞かも。。

でも、今回の私のお目当てだった、テノ-ルのソリスト、Wolfram Lattkeの福音史家は、期待通り素晴らしかった。
前述の、オケが音を外して前奏にはいった箇所も、彼は正しい音程で入っていったところは、さすがはプロだと脱帽でした。
Wolfram Lattkeは、私が大ファンのアンサンブルであるAmarcordのメンバ-。彼らの演奏会は何度か聞きに行っていつも感動していたので、マタイ受難曲のソロを歌うと知って、是非聞いてみたかったのでした。
透き通るような伸びのある歌声は、鳥肌もの。それだけでも聴きに行ったかいがありました。

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ただ、最後の感動的なコ-ラスは、もう少しテンポを落として歌ってほしかったなぁ。。と感じたのは私だけかなぁ。。。





お誕生会 

3月3日は私のxx歳の誕生日でした。ついに大台に。。。
でもその週はQちゃんがずっと多忙だったので、10日遅れのお誕生会を自宅で開きました。
それに合わせて、母も神戸から来てくれました。
ベルリンのお友達など、もっとたくさんの人達を招待したかったのですが、いろいろ考えてた結果、少人数で自宅でこじんまりと行うことに決定。
ということで、10人をご招待して、ワイワイと和やかに楽しい時間をすごしました。


お食事も、一生懸命作りました!

前菜は、アンティパスト。
パプリカ、ズッキ-ニ、トマトのマリネは自作ですが、他は出来合いのもの。

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注文してとりよせた、ノルマンディ-の生ガキ。
超新鮮で、とっても美味しかった!!

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サーモンのマリネ。

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仔牛のツナソ-ス

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パテ・ド・カンパ-ニュ。

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唯一の和食、ちらし寿司。

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メインは、まずは、貝柱とエビのグラタンだったのですが、写真撮り忘れ。
そしてお肉料理は、ラムのロ-スト。

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いずれも、オ-ブンで焼けるので、こういったパ-ティ-では楽ちんです。
ラムは、イースタ-が間もなくとくことで、うまく手に入ってラッキ-でした。

デザ-トは、テラミスとガト-ショコラを作りましたが、ばたばたして、いずれも写真撮り忘れ。

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みんな喜んで食べてくれてよかった!

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ワインもよく飲みましたよ-。
10本からっぽに。。みんな強すぎ。。

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皆、楽しんでくれたようでよかった。

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デザ-トの後、Qちゃんと一緒に、バイオリンとピアノで、恥ずかしながら一曲聴いていただきました。
イェ-ガ-の、愛の挨拶という曲でした。画像はなしです。



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夜中の2時半ごろにお開き。
さすがに疲れたけど、楽しかった!!

忘れられない、思い出となったお誕生会でした。