2022年UCIグランフォンド自転車世界大会ロードレースで、世界チャンピオンになったQちゃん!! 

2022年UCIグランフォンド自転車世界大会ロードレース。
アマチュア自転車大会の最高峰とされ、世界中からレーサーが集います。
毎年指定の国際レースで上位25%に入ったレーサーに出場件が与えられ、優勝者には世界大会で最前列からスタートできる特典が与えられます。

Qちゃんは5月にルクセンブルグで開催された国際大会でめでたく優勝することができたので、出場権をゲットし、今回の世界大会の55-59歳の部に臨みました。

今年は9月に北イタリアのトレントで開催されました。

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先だって行われたタイムトライアルでは銀メダルに輝いたQちゃん。
大会最終日は本命のロードレースです。

150キロ弱の山岳コースという非常にハードなコースで、これまでの世界大会の中でも最もタフなコースだったため、はじめから参加をあきらめたレーサーが多かったようです。
プロのレースも同じコースで行われるようでした。


山岳コースを走るレーサーというのは、当然ながら体が軽くないと不利になります。
Qちゃんはというと、どちらかというとがっしりとした体格なので、本来山岳コースを走るのは向いてないと自分でも思っていました。
でも、肺活量が人一倍大きいのがメリットなのか、とりわけ距離の長いハードな山岳コースでは、他のレーサーに
引けをとることはありませんでした。
それでも、今回のトレントの山岳コースは非常にハードで、体重もかなり減らさないと難しいということで、この夏のヴァカンスでは一緒に山歩きをしたり、自転車とレーニングをして、かなり減量に励みました。
実際80キロ以上あった体重は、レース前には73キロにまで落としていました。


Qちゃんのチームからも数人参加。

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さて、この過酷なレースで必要になるのが各自で作るスペシャルドリンク。
Qちゃんも、走る距離や消費するエネルギーなどを計算して、必要なエネルギードリンクを独自で作ります。
規定では3か所で給水が許可されていましたので、チームのメンバーと私とで、チーム全員の分の給水係をすることになりました。
給水場所まで車で山道を登っていく必要があり、ある時間からは通行止めになってしまうため、Qちゃんたちのスタートを見る前に給水場所まで行って時間を潰す必要がありました。

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途中のレースの模様は、タイムティッカーを見て、Qちゃんが先頭集団で検討していることはわかりました。


レース終盤、Qちゃんが最後に私から給水した後しばらくして、預かっていたQちゃんの携帯電話にSMSが入り、「ゴール!おめでとうございます!」とあるのが目につきました。早合点したら私は、これは一等でゴールしたことなのか?と思い、
チームのメッセージグループに恐る恐る「もしや勝った?」と書いて尋ねたところ、仲間から即座にイエス!という答えが入り、優勝が現実に!
ちょっと泣きそうになりました。
後でわかったのですが、このおめでとう!メッセージは、ゴールした人は全員ゲットするものだったそうです。

感動に浸る間もなく、今度は新たなメッセージが仲間から届き、「Qちゃんがドーピング検査に行くのに身分証明書が必要なので、今すぐそれをもってこっちに来て!」と。
しかし、行きたくてもこちらはまだ通行止めで、下山できる状態ではありませんでした。どーしよう!!とあせっていたところ、
結局、身分証明書を写メールで送ることで、なんとか間に合わせることができました。


優勝者だけは、ドーピング検査が行われるということで、ちょうどそれを待っているQちゃん。

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Qちゃんのゴールは当然ながら見ることはできませんでしたし、チームの他のメンバーへの給水も残っていたこともあり、かなりあとになって下山。
しかしゴール近く(及び表彰式会場近く)はまだ通行禁止状態。おまけに駐車するところがない。。
もうかなりあせりまくりながら駐車場を探し、やっとの思いで表彰式会場に到着し、ぎりぎりQちゃんの表彰式を見ることができました。

ついに表彰台の一番高いところに立ったQちゃん。

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一応、ドイツ国歌が流れました。でも、最後まで流さないのはいかがなものか。。
もう少し国歌というものを尊重してほしかった。。




ついにやった!
目標にしてきた世界チャンピオンを達成!!(55-59歳の部)
私も感無量でした。

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世界チャンピオンの証であるレインボー色のユニフォームをゲットし、これから1年間はこれを着て走る栄誉が与えられるのです。


金メダルはこんな感じです。


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そして、
再度、宿の近くで記念撮影。

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Qちゃん、本当によくがんばったね。
そして感動をありがとう!




2022年UCIグランフォンド自転車世界大会 タイムトライアルで銀メダル獲得のQちゃん! 

2022年のUCIグランフォンド自転車世界大会が9月にイタリアのトレントで開催されました。
このアマチュア自転車レースと最高峰ともいえる世界大会は、毎年どこかの町で開催され、5年刻みの年齢別で行われます。

今年55歳のQちゃんは55-59歳の部門では最も若いということで、チャンスがあるかも!ということで、今年の目標としていたレースです。
この世界大会には過去3回ロードレースで参加したことがありましたが、タイムトライアルは一度も参加したことがありませんでした。

これまではロードレースに絞って参加してきたQちゃんですが、今年は自転車仲間からタイムトライアル用の良い自転車を買い取ることができたこともあり、タイムトライアルにもチャレンジすることになりました。


まず、タイムトライアル用の自転車の場合、重量などが大きく左右することから、規定内かどうかのチェックがレース前になされます。その前の予備チェックといものがあり、参加者はそこでクリアーできなかった場合は、本番に備えて修正するチャンスが与えられるわけです。

Qちゃんも自転車のチェックをしてもらいました。

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問題なくパスしました。





そして、当日、もう一度スタート直前にチェックがあります。

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そして、スタート!
20kmのコースを走ります。

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ドキドキして待っていたところに、Qちゃんゴールへと戻ってきました。

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ゴールした時点ではトップだったものの、最終的には前年度優勝のアイルランド人レーサーがタイトルを防衛。

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Qちゃん、惜しくも銀メダル!
しかし、タイムトライアルの準備は全くしていなかったQちゃんだったので、初チャレンジで銀メダルは快挙。
よく頑張りました!!



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私もとても嬉しかったぁ!

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タイムトライアルで表彰台に登れるとはちょっと思ってなかったので、かなりサプライズでした。

翌日、チームの要請で記念撮影。
私達が宿泊した宿の近くで撮影しました。

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本命のロードレースもがんばれ!






2022年自転車国際大会 

2022年は私達夫婦にとって、一つの目標がありました。
ちょうど55歳になったmの自転車国際大会で、ちょっと気合を入れて頑張る!ということでした。

国際大会では、5歳刻みで年齢別のレースとなるので、55歳になったQちゃんにのっては、55-59歳の部門のグループでは一番若いので、単純に考えてチャンスがあるのです。

まず初めのレースは5月にルクセンブルクのモンドルフで開催された国際ロードレース。
このレースは過去一度優勝した経験があるQちゃんにとっては、縁起の良いコースでした。

そして、今回もめでたく一着でゴールイン!
これで、9月にイタリアのトレントで開催される世界大会への出場家を獲得しました。
また、国際大会で優勝した人は、世界大会では一番前からスタートできるという特典が与えられます。

表彰式はこんな感じでした。




チームの仲間と記念撮影。

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そして、8月にオーストリアはサンクト・ヨハンで開催された国際自転車大会。
まずは、ロードレース。
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右から5番目の人は、有名な元イタリア人プロレーサーだとか。

私は給水係を務めました。
そして、期待に応えて一着でゴール!

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その日天候があやしかったのですが、ゴールした直後あたりから雨が降り出すという、幸運に恵まれました。
雨が降って道路が湿ると転倒の危険性もあるので心配になるところでした。

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私も嬉しかったぁ。


そして、夕方いは表彰式が行われました。
サンクト・ヨハンの表彰式は国歌が流れ、国旗も掲揚されるという感動的な国際大会。
これまで何度か表彰台には上ったことがあり、一度は優勝したことのあるQちゃんですが、その時は私は同行していませんでしたので今回、私は初体験でした。

表彰台の一番高いところに立ったQちゃん。

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そして、ドイツ国歌が流れ、国旗も掲揚されました。
Qちゃん、しっかり国歌を歌っています。




ところで、このレースで準優勝だったイタリア人レーサー。あとでわかったのですが、元プロで、過去ドーピング薬を複数のチームに売買していたことで、禁固刑になったという人物だったとのこと。アマチュアライセンスも没収されていることから、この後失格となりました。
ドーピング問題には敏感なQちゃん。この事項が表彰式の前にわかっていたら、表彰式に出席するのはボイコットしたといっておりました。
それほど、アンチ・ドーピングのスタンスなのです。



そして、同じサンクト・ヨハンで、今回数年ぶりに参加したタイムトライアル。
今年は、自転車仲間から中古だけど良い自転車を買い取る機会があったので、タイムトライアルにも参加する気になったみたい。

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赤くて素敵な自転車。私も気に入っています。

そして、なんとタイムトライアルも優勝!!
びっくりしたなぁ、もう。

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その日の夕方には、もう一度ドイツ国歌を聞くことができました。

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これで国際レース3勝目のQちゃん。
世界大会に向けて好発進です!


シュプレーヴァルドの自転車レースで、初めてのドーピング検査! 

4月6-8日に毎年恒例のシュプレーヴァルドでの自転車レースに参加したQちゃん。
私も4年ぶりに同行しました。
三日間でロードレースが三回、タイムレースが一回行われ、総合点で優勝者が決まります。
最終日は100kmというなかなかハードなレースです。



40歳以上のレーサーがい一緒に走りますが、40代のトップのレーサーは各レース毎に黄色いユニフォームをもらいます。
そして50歳代トップにはピンクのユニフォームが与えられます。

昨年は肺炎のため参加できなかったQちゃんは、テネリフェでのトレーニングが功を奏したのか、
ピンクのユニフォームをゲット。
50歳代のカテゴリーシニア3部門でめでたく優勝できました。




40歳代の優勝者と共に記念撮影。




そして、表彰式の後すぐに、ドーピング検査が行われました。
Qちゃんにとっては初めての体験。
表彰式の後1時間以内に検査に行かないと、拒否したとみなされ、陽性とみなされてしまうという、厳しいものです。
また検査する人も、WADA(世界ドーピング防止機構)から派遣された人達でした。


まずはいろいろ説明を受けた後に、採尿。




そしてその尿を2つの容器に移しいれます。





容器を開けるところからすべて自分で行います。
要するに、本人以外は誰も検査物質にタッチしないで実施されるわけです。
ちなみに、40歳代の検査は、採尿だけでなく採血も行われていました。

もちろん検査結果はネガティブ。

Qちゃんにとって初めて、ドーピング検査の体験でした。



ところで、シュプレーヴァルドには、コウノトリがもうお目見えでしたよ。


2017年自転車ロ-ドレ-ス ドイツ選手権でDeutscher Meisterに! 

7月9日(日)
自転車ロ-ドレ-スドイツ選手権が今年もポ-ランドとの国境の町、ゲ-リッツで行われた。
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ドイツ全国から元プロを含むおじさん達が集まり、Deutscher Meister(ドイツチャンピオン)のタイトルを目指してしのぎ合う大会だ。
今年50歳になったQちゃんは50歳台のカテゴリ-、シニア3部門に出場。
約90人がエントリーした。
起伏のあるコースを5周して85キロを走るレ-スだ。



レ-ス前、真剣な顔で話し合うチ-ムの仲間たち。

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私はというと、Qちゃんの給水係。
3周目からは決められたゾ-ンで、チ-ムのユニフォ-ムを着ていれば水筒を渡して良いという規則だ。
給水ゾ-ンはスタ-ト・ゴ-ル地点から少し離れた小高い山の上にある。
そこに各チ-ムは陣取ってタイム情報を与えたり、給水したりする。

9時30分スタ-ト。
しばらくすると先導する車がみえてきた。
あれ?二人ほどすでに集団から逃げている。
なんと、Qちゃんと他のチ-ムのMだった。。こんなにはやくから逃げたら、体力消耗して追いつかれちゃうよ・・大丈夫か?
ちょっと懐疑的だった私。

2周目通過時の集団との差は50秒。
ムムッ。。。これ以上差が広がれば良いが。。

3周目通過時は、40秒に短縮。。
まずい。。やはり無謀だったのか。。
ちなみに、この時、私の役目だった給水が、うまくいってホッとした。
うまく渡せないと大変だからね。。

しかし4週目通過時には、集団との差が1分を大きく上回った。
チ-ム内が活気づいた。
もうこれで、安全圏だ!とメンバ-の一人に言われて、私はすでに目頭が熱くなっていた。
あと1週の勝負。

私は、ゴ-ル地点に向かって運を天に任すことにした。
ゴ-ルで待っている間、ドキドキそしてウルウルになってきて、自分でもびっくり。

そして、先頭の二人がやってきたようで、大きな歓声がした。
目に飛び込んだのは、なんとQちゃん!!キャ-!!とおもわず叫んでいた私。

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まさか、優勝するとは。。。

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私は感動のあまり、涙が止まらなかった。

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健闘をたたえ合う二人。
しかし、二人とも強かった。1週目からしかも二人で逃げるなんて、普通は考えられない戦法だった。
途中でどちらかが断念したらもう一方も終わり。ほとんど自殺行為に近いものだったから。
でも、QちゃんはこのMがどんなに持久力がある選手か知っていたから一緒に逃げることを決断したとのこと。


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そして、表彰式。

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ドイツチャンピオンの証であるユニフォ-ムを渡され、その場ですぐに着たQちゃん。
1年間このユニフォ-ムを着てレ-スに参加できるのだ。

そして、恒例のドイツ国歌が流れました。
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国歌を聴くとますますジ-ンときた。


チ-ムの仲間も、集団が追いついてこれないよう、先頭に立って速度を落とすなど、まさしく理想的なチ-ムワ-クだった。

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思えば2か月前にレ-スで転倒し、ふくらはぎを25針縫う大けがをしたQちゃん。
あの時は血の気が引いた。。
その後、1週間後からトレ-ニング開始。といっても、仕事の後、時間を見つけては、週に2回ほど集中的にトレ-ニングしていた。
まさに、この大会を目指していたので、感無量。
いや-びっくりした-。感動した-。

ついでにツ-ショットを。

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数日後Qちゃんの自転車クラブからもお祝いのきれいな花束をいただいた。

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2017年自転車ロ-ドレ-ス ドイツ選手権シニアIIIの部 ドイツチャンピオンに輝いたQちゃん。
おめでとう!


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